あるマップの建物にある、黒板に描かれたモンスターたち。
初めて見つけたとき、スラもりの小ネタかと思いました。
実際のところ、どうなのかな?
ドラゴンクエスト11、やっとクリアできました。
ストーリーのネタバレはないと思います。
今作は王道RPGを貫き続ける、ドラクエの集大成といえるストーリーでした。
・展開の読めない、山あり谷ありの物語。 まさかと思うも、それが現実になることも。
・事前情報だけでは伝えきれない魅力あるキャラクターたち。
・独自の作風と表現能力を活かした、様々なフィールド構成。
・過去作のBGMと新規BGMを上手くストーリーに織り交ぜたゲーム内音楽。
・ターン制コマンドRPGによる従来の変わらない操作形態に、アクション要素も追加。
この5つを書き出したとき、ドラクエでなくとも、そういったRPGはいくつかあるのでないかと思いました。
恥ずかしながら私は にわかの部類ですので、知らない作品のほうが多いです。笑
それでも、他のRPG作品のそれぞれ良いところを詰め込んだのがドラゴンクエスト11だと思いました。
個人的にはFF7やToGfに近い感じがしました。
ドラクエ11にテイルズシリーズのようなスキット(キャラクターとの会話)はありません。
ですが、こんなにも魅力あるキャラクターたちはどこから出てくるのかなと考えたりもしました。
キャラが濃く感じたのは 仲間1人ひとりの背景描写が丁寧であり、主人公含め 他の仲間との関わりが深かったからだと思います。
3Dとムービーが追加されたのも影響がありそうですね。
始めは、個々の目的のために行動を共にするキャラがいましたが、徐々に心を許し合い、いっしょに旅をするに至った経緯においてはテイルズオブグレイセスを思い出しました。
難易度に関しては、しばりプレイで難しくしてねといった感じに、クリアまではやさしめでした。
次はどこに行けばよいか分からない、と思うこともなく、NPCや仲間の情報を頼りに、サクサク 物語を進められました。
一部のボスは耐性を調えないと、相手にやりたい放題されちゃいます……。
ドラクエ10の経験でしょうか。 そこは上手く乗り越えることができました。
エンディングが近いときのある会話。
セーニャちゃんとの旅も、ついに終わるのだと思うと名残惜しい つむぎこ。
生みの親である方もおっしゃっています、RPGつまるところ ロールプレイングゲームは人生だと。
ロールプレイング(role-playing)。
直訳すると、「役割を演じている」。
ですが、私はキャラクターになりきることこそが真髄だと思いました。
ドラゴンクエストは本質的に主人公(プレイヤー)は喋らず、思うこと感じること全ては プレイヤーである自分自身に委ねていると過去のゲーム雑誌で読んだことを覚えています。
最新作の11も様々な進化があったにも関わらず、そこだけはシリーズのお約束として変わってはいませんでした。
何も喋らない勇者がいても 何のもつれがなく、物語が進行するのは、簡単なようですごく難しいことだと思えました。
ひとつのゲームに没頭していると、いつの間にか そのゲームの世界に浸っている経験はありませんか?
テレビ画面から目を離したとき、現実に戻る感覚が一番理解しやすいでしょう。
ドラクエ11はそんな感覚になれる王道なゲームをクリエイターの方々が描いてくれた作品でした。
両方を合致させるゲームがあったり、遊び手をいい意味で黙らせるゲームもあります。
昔のビデオで、堀井さんがおっしゃっていました「しめちゃう」というのは、難しくさせることと、何でも作り手の思い通りにできることも意味しているかと思われます。
物語の最後まで 世界を救う勇者としての使命を背負いながら、クリアに至ったのは、作り手側が RPGとは何なのかを考え、導き出した作品作りを念頭に置いていたからだと思います。
数年ほど、主人公になりきれるようなゲームを遊んでいなかったので、私がそう思っただけかもしれないですが。 笑
ドラクエにあまり関係のない話がありましたが、RPGジャンルの在り方や「あの頃」の楽しさというものをもういちど、童心に返り 体験できたことが一番うれしかったです。
今では、同じゲームを語り合える人なんて 数少ないですが、人と楽しさを共有できることほど喜々たるものはないでしょうね。
これからも楽しいゲームに出会えたら、それはとってもうれしいことだと思います。^
ここからは余談になります。
シリーズお馴染みである、ちからのたねなどのステータス強化アイテムはカミュくんが盗むことによって 無限に手に入れられるようです。
セーニャのきようさを999に上げ バギムーチョの暴走率を高める、といった変態的なプレイもできます。
それをやっていたのが友人ではありますが……。
80時間ほどプレイしましたが、私はレベル99にすら到達していないので、とんでもないやりこみ度に驚くばかりです。笑
参考HP
○主張するゲームの功罪~メタルギアソリッド2
http://www.geocities.jp/i_noriaki/column1.1.html
Nonkunさま
少し攻撃的なタイトルですが、本文をお読みになるとご理解できると思います。