【食品加工】 家庭でもつくることのできるロールパン

食品加工とは、食品が生産されてから 消費されるまでに受ける処理の総称を指します。

工場に送られた食品は 一定の規格品を満たし、食べやすさ や 消化しやすさを 実感出来るような調理技術が施されています。

食品の保存性 や 安全性を高めるといった、「付加価値を付ける」過程でもあるのです。

 

私がいま学んでいる食品加工学では、どのように付加価値を付けているのか、また調理そのものを楽しんで、加工技術もいっしょに学んでいます。

 

例えば こちらのロールパン。

 

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とっても美味しそうですね。

トーシロな私が捏ねても、このようなロールパンが焼きあがります。

 

パンってどうして、外はサックリ 中はふんわり焼き上がるのか?

それは小麦粉に含まれる たんぱく質のひとつ、「グルテン」の形成が決め手になっています。

小麦粉に水を加えてコネコネすると、伸展性や粘弾性に富む ドウ(生地)が得られますよね。

そのドウをたたいて、伸ばし、たたむ動作を繰り返すことで、生地を伸ばした際に、びよぉぉ~んと 薄い膜ができあがるかと思います。

この薄い膜はグルテンが しっかりと形成されていることを示しています。

 

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このあとの発酵により、酵母から生成された エタノール炭酸ガス(二酸化炭素)は、

ドウに閉じ込めることができます。

加熱すると、エタノールは悲惨なことに飛散してしまいますが、炭酸ガスは膨張して、ふっくらとした組織を与えてくれるのです。

ご家庭でも簡単につくることができますので、ぜひお試しを。

 

 

最後に、つや出しの卵液を塗る友人。

まるで職人のようですね。

情熱大陸の紹介テロップで加工してみようかと思いましたが、やめておきました。

 

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以下参照

コトバンクより

https://kotobank.jp/word/食品加工-80216

製粉振興会

http://www.seifun.or.jp/kisochishiki/tanpakusituguruten.html

 

追記

6/30 記事、タイトル一部修正しました。