初音ミクDIVAFT No.81 記憶に躓いている
思い出さなければ前に進めない
今日はbaker氏の「サウンド」
モジュールは回転少女にパッチワークヘア
私的には黎明期においてのVOCALOID×ROCKという位置づけで可能性を広めた根強い1曲ですね。
原曲の実写MVから感じとれる90年代の東京感。
それを背景に耳に入るVOCALOIDと邦楽ロックの親和性。
所謂VOCAROCK文化の前兆と称されるのも納得です。
イメージキャラクターよりもまず音楽ソフトのひとつと捉えているが故に仕上がった作品だからでしょうね。
DIVAのPVでも大人しいミクさんをみるに、原曲へのイメージを保たれている気がします。
今日という一日が過ぎ去っていく昼下がりにセンシティブなメロディは目頭が熱くなりますね。
baker氏の調声で好きなところは特にサビで声がすこし掠れるところでしょうか。
息継ぎなど時代からは考えられない調声が今なお色褪せない理由かもしれません。
最後に、PV撮影をするために「サウンド」を2nd以来に通しで観ました。ミクさんよりも楽曲よりも、夕陽が射す教室にどうも頭から離れません。
進学先の校舎3階の教室
ひとりの幼馴染とわたし
なにか大事な話を交わした
13年前の夕焼けこそ鮮明に覚えていますが、肝心の内容はいま思い出せそうにありません。